矯正装置というと、お口につけるワイヤーしかないようにお思いの方が多いと思います。ところが、治療に用いる装置には色々なタイプがあり、それぞれに適した働き方があります。
歯列の不正は人によって様々です。八重歯の方、上あごが出ている方、受け口の方もいらっしゃいます。また、患者さんの年齢、あごの硬さ、指しゃぶりなどの 癖、ライフスタイルなども考えに入れなければいけません。そこで不正な歯列に合う最適な装置を治療ステップに応じて選んでお渡しすることになります。装置によっては、装着したときに多少違和感を感じることがあるかもしれませんが、その場合でも大多数の人はすぐに慣れて感じなくなってしまうようです。そして、その装置のタイプに応じて、メンテナンスを頻繁にしなければいけない場合と、2~3ヶ月に一度の来院で良い場合とがあります。
装置のタイプは、大きく分けて取り外し式と固定式の二種類があります。取り外し式のものは入れ歯のように自分で付けたりはずしたりできます。プラスチックに金属線が取り付けてあり、それを決められた時間、口の中に入れて使います。また頭にかぶる帽子のようなものもあります。固定式のものは、白い歯と同じ色のセラミックの器具で、それに金属線を通すことによって歯を動かします。
良い歯並びは、一生の自分の宝物となるのでがんばりましょう。
この他にもたくさんの装置があります。それらの中から、患者さんの症状にあった装置を選んで使用します。