• 有間矯正歯科クリニック

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  • コラム


    7/12(土)の午後は休診です。

    通常は14時30分から診療しております。
    7/12(土)の午後は所用のため休診です。
    電話対応は12時までしております。
    ご協力のほどよろしくお願いいたします。

    お渡ししている装置の説明書にも応急手当の方法が記載されていますが、念のためこちらにも応急手当の方法を一部記載します。
    休診中に装置が壊れた場合、壊れた装置は念のため保管しておいてください。
    装置調整後、歯が痛い場合、市販の解熱鎮痛剤などを3日ほど服用してください。
    つけはずし式の装置が当たって痛い場合、着用をやめてください。
    固定式の装置が当たって痛い場合、白いワックスをつけて当たる場所を保護してください。
    つける前につける部分をティッシュなどでふいて乾燥してからつけると、ワックスが外れにくいです。
    ワイヤーが装置から外れた場合、痛くなければそのままにしてください。外れている場所でご飯を食べるとワイヤーが変形して痛くなることもあるので、反対側で食べるようにしてください。
    ワイヤーが装置から外れて、粘膜にあたり痛い場合、指を怪我しないように注意しながらそっと歯の方向に押してください。それでもワイヤーがあたって痛い場合には爪切りなどで飛び出している部分を切ってください。短いワイヤーの場合には手を怪我しないように引き抜いてください。
    太いワイヤーをしばっている、細いワイヤーがとびだしている場合、割り箸などで軽くつつくと、ワイヤーが変形して当たらなくなることがあります。
    上記の応急手当でも改善しない場合、休日歯科応急診療所にもご相談してみてください。
    2025/07/09

    歯の生え変わりの目安

    大人の歯が生えてくる時期には目安があります。
    前歯が6歳、横の奥歯が10歳ごろに生え変わります。
    この時期を過ぎても歯が生え変わっていない場合、何かしらのトラブルが骨の中で起きていることが考えられます。
    トラブルの原因としては、歯の異常、骨の異常、歯茎の異常の3種類に分類できます。
    これらの異常は歯医者さん用のCTで比較的簡単にわかります。
    これらのトラブルを放っておくと、生えてこない歯が他の歯を溶かしたり、骨を膨らませたりすることもあります。
    もし目安の時期より遅れている場合、早目にご相談していただいた方が、大事にならないのでオススメです。
    2025/07/03

    転勤などで外国に行かれる場合

    転勤などで外国に行かれる場合でも矯正治療はできます。
    転勤される場合には、その時期がわかっていれば、症状にもよりますがその時期までに治療することも可能です。
    また出国までに治せなかった場合、外国での滞在期間にもよりますが、治療を継続して何かあった場合にはメールで治療のやりとりをすることも可能です。
    症状が重く、治療に時間がかかる場合には滞在先での治療をすすめる場合もあります。
    その際、滞在先の国名がわかれば、滞在先の矯正治療の事情と費用もお話しすることができます。
    国によって矯正治療のやり方が驚くほど変わることもありますので、矯正治療をお考えの場合はご相談いただければと思います。
    2025/06/27

    梅雨ですが良い天気です

    梅雨時ですが暑い日が続いてますね。
    暑い日が続くと冷たいものを飲みがちになりますが、冷たいものばかり飲むと血行が悪くなり、歯ぎしりやくいしばりが起こりやすくなります。
    日中は脱水の予防のためにも冷たい飲み物で水分補給していただいたいて、夜寝る前などに温かい飲み物を飲んでゆっくりリラックスしていただくと、自律神経がととのって歯ぎしりや食いしばりの防止につながります。
    夏は冷たいものを飲む機会も多くなり、歯ぎしりやくいしばりを原因とした知覚過敏も多くなる季節ですので、体調に気をつけてお過ごしください。
    2025/06/19

    妊娠中や出産後の矯正治療

    妊娠中や出産後でも矯正治療はできます。

    続きはこちら

    出産後は赤ちゃんを抱いていただきながら治療をすることも可能です。
    また心配でしたら診療台の隣にベビーベットを用意し、赤ちゃんに寝ていただきながらの治療も可能です。
    大学病院で身体的にも難病の患者さんを多数矯正治療してきた経験から、患者さんが横になった状態だけではなく、座ったままの状態でも治療できるためです。
    育休期間中に終了することも状況により可能です。
    2025/06/12

    マウスピース矯正の意外な弱点

    マウスピース矯正の治療を行っていて患者さんから聞かれることが多いのと、患者さんの考えているマウスピース矯正のイメージが実際と異なることも多いので、意外な弱点について記載します。
    ・22時間以上使用しないと動かない
    ・装置をつけたまま色の濃い飲み物を飲むと、装置に色がつき目立つ
    ・装置をつけた時痛みやすく、口内炎もできやすい
    ・ご飯を食べる時外さなければならず、食べたあと着用しないといけないので着脱がわずらわしい
    マウスピース矯正を希望されている患者さんとお話ししていると「目立たず、痛まず、楽に治療ができる」と思う患者さんもいらっしゃいますが、患者さんの生活習慣によっては想像と逆になることもあります。
    初診時に患者さんの生活習慣をうかがって、もっと良い装置の紹介もしております。
    ご興味がありましたらご相談ください。
    2025/06/05

    セカンドオピニオンについて

    セカンドオピニオンという言葉を誤用される方が多いので、注意喚起も含めて。
    誤用されたままメディカルスタッフと意思疎通を計ろうとすると、うまく意思疎通できずにトラブルにつながる可能性があります。
    基本的には専門用語は使わないで極力日本語で会話するか、使用する場合にはしっかり勉強してから使用しないと求める回答は返ってきません。
    さて、セカンドオピニオンとは「治療開始前」の治療方法の選択時に行う、担当医以外の第三者による、「別の治療方法の提案」、という意味で日本の医療業界では使用されます。
    セカンドオピニオンを依頼されることもあるのですが9割くらい誤用されていて、どのように誤用されるかというと「治療開始後」の「別の先生がおこなった治療が間違っていないか」確認して欲しい、というまったく違う意味で使用されることが多いです。
    「治療が間違っているのかどうか判断して欲しい」はセカンドオピニオンではないので引き受けておりません。
    加えて治療が間違っているのかどうかは、客観的な証明は難しいです。
    なぜならば、人間の体は常に変化しているためです。
    常に設問が変わり続けるテスト用紙に答案を書いているようなものなので、元の設問を知っているのは当時を知っているあなたの担当医しかいないため、第三者はその答案があっているのか判断できないためです。
    まずはあなたのことをよく知っている、担当医と感情的にならずにお話しした方がよろしいかと思います。
    2025/05/29

    昔の修行の成果物

    長く開業していると、昔購入した治療器具で今は使っていないものが溜まってくるので、不定期に整理をしています。
    修行していた時の成果物がでてきたので、私がどのような修行をしていたのか、一部紹介します。
    ビムラーブロックという修行で、内容は単純で立体物に線を引き、そこにワイヤーを沿わせる修行です。
    合格の条件が厳しく、沿わせた状態で光にかざし、立体物とワイヤーの最初から最後までに隙間があると不合格というものです。
    簡単そうに思えますが、これの難しいところは一部だけ当たっていてはダメで全部立体物に当てないといけないということです。
    つまり、正確に立体物の構造を把握し、寸分の狂いなく沿わせないと、これは合格しません。
    二週間ほど寝ないで(たまに意識を失うこともありましたが)ワイヤーを曲げ続けた記憶があります(あくまでも自主的です)。
    このような芸当ができると、自分のワイヤー曲げの技術に自信も持てるようになりましたし、現在治療時間の短縮に役立っているので良い修行だったと思います。
    根性のある同僚が白目を向いて気絶していたのは良い思い出です。
    2025/05/23

    ブリッジや入れ歯を装着されている方の矯正治療

    ブリッジや入れ歯、インプラントなどをされている方だと、通常の矯正治療ではやり直す必要が多いです。
    当院の場合はブリッジや入れ歯、インプラントを作り直さないで、現在使用されている被せ物をそのままに治療することもできます。

    続きはこちら

    本当は外して作り直した方が矯正治療はやりやすいのですが、せっかく具合がよいブリッジや入れ歯、インプラントをやり直すのは気がひけますよね。
    技術的には難しいですし考えることが多くなるのですが、患者さんのための治療を信条に治療を行っております。
    2025/05/15

    矯正歯科治療の難易度

    矯正歯科治療で相談を受ける時、どれくらい難しいですか?と時々聞かれます。
    患者さんは見える範囲を気にされて来院されることが多いので、前歯の歯並びの崩れ具合が大きいと、難しいと思われることが多いです。
    実は前歯を動かすのは簡単なのですが、奥歯を動かすのがとても大変です。
    なぜなら、奥歯の方が前歯に比べて大きいためです。
    前歯の歯並びの崩れはそこまででもないのですが、奥歯の見え辛いところの崩れが大きいと、前歯をせっかく直しても、また前歯の歯並びが崩れやすくなることもあります。
    これぐらいの歯並びの崩れは大したことないだろうと思って安易に治療を始めると、何回直しても再発を繰り返すことになりますので、矯正歯科専門の病院に相談に行くことをおすすめします。
    2025/05/09

    年を重ねた患者さんの矯正治療

    70歳以降の患者さんの矯正治療をすることがあります。
    年を重ねていても、近年だと年齢が若い人と同じくらい、あるいは早く終わることも多くなりました。
    10年くらい前だと、年齢が上の人だと骨の代謝が遅くなるので、若い人より治療期間が長くなることが多いといわれていました。
    治療期間が長くなる理由としては、骨の代謝が遅くなることも考えられるのですが、体調管理の側面が大きく影響していると私は考えています。
    年齢が高くなるにつれ、健康に皆様興味を持たれ、自身で体調管理をされる方が多くなった影響だと思います。
    矯正治療が終わると心理的なコンプレックスがなくなる影響か、治療開始前より、ハキハキしゃべったり歩く速度が早くなったり、若々しい印象になる方が多くて嬉しいです。
    2025/05/01

    歯医者さんで使用する金属について

    歯医者さんで使用する金属は基本的に金属アレルギーを起こしづらいです。
    安いアクセサリーに使用されている金属が、アクセサリー着用時に汗でとけて、時々アレルギーになる事例があります。
    同じ金属を口の中に1日入れておくと、溶けて表面がボロボロになります。
    なぜボロボロになるかというと、お口の中は食べ物を食べると、食べ物に含まれる酸や、食べ終わった後に虫歯菌が産生する酸によって金属が溶けてしまうからです。
    金属の種類によって、溶けやすいものと溶けにくいものがあるので、歯医者さんでは溶けにくい金属を使用しています。
    逆にいうと、金属アレルギーを起こすような溶けやすい金属は、1日で表面がボロボロになってしまうので歯医者さんでは使い物になりません。
    2025/04/24

    接着剤の実験

    矯正歯科で接着剤というと、ブラケットと言われるつぶつぶの装置を歯にくっつけるために使用されています。
    この接着剤は医療用で多種多様な接着剤があり、論文などからわかるのですが、ずいぶん前だとたくさんある会社の中からA社とB社の二社の接着剤が外れづらい、ということが業界では常識でした。
    ただ、日月進歩で現在では他の会社の接着剤の方が二社に追いつき追い越しをしてきました。
    なんでわかるのかというと、日本で手に入る医療用の接着剤は一通り、当医院で試しているためです。
    マニアックなことをやっているのは自分でも承知な上ですが、装置が外れない方が良いので夜な夜な試しています。
    ありがたいことに、このようなマニアックなことをやっていると類は友を呼ぶで、メーカーの開発者の方ともお話ができて裏話を聞けるので、開発者の方にとても感謝しております。
    2025/04/18

    歯の形が左右非対称の場合の矯正治療

    噛み合わせが悪い状態で、長い期間歯を使用すると、歯の形が左右非対称になります。
    そのような場合、矯正治療でなるべく左右の非対称性を改善することも可能です。

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    2025/04/10

    CTは院内で撮影できます。

    矯正歯科治療を専門とする診療所でも、CTは外部の病院で撮影することがあるそうですが、当診療所では昔から院内にCBCTがあります。
    外部にCT撮影を委託しても良いのですが、外部に委託すると細かい設定のオーダーが難しいのと、経過を追って撮影する場合、何回も外部の病院にいっていただくことになってしまうので、治療のクオリティや患者さんのご足労を少なくすることを考えて導入しております。
    CTは演算処理によって一度撮影するだけで、様々な画像ができあがり、細かいところまで見ることができます。
    とても治療に役立つ装置ですし、治療の細かい仕上がりを決定付けるのに重宝しております。
    CTデータからの3D画像構築は発見がたくさんあり、とても楽しいです。
    2025/04/03

    口元の見え方について

    歯並びを並べ終わった後、口元がでていたり、へっこみすぎていると格好良くありません。
    それらの判断基準に、イーラインやマクナマラライン、ナソラビアングルなどあります。
    これらが一定の基準値に納めるのはもちろんなのですが、その基準値の中にも幅があります。
    ではどのように決定しているかというと、おでこの大きさや、頬骨の出具合、ご本人の性格などを考慮しながら、おすすめの口元になるように歯を並べて、患者さんのご意見も聞いて治療を完了しています。
    矯正歯科治療の分析方法はどうしても口元に焦点をおきがちですので、すこし一歩下がって、口元だけではなく顔全体を見て治療しています。
    具体的な分析方法などはないのですが、これは美術館の彫刻や油絵などをみると少しづつ審美感が養われるかと思います。
    上記は3次元的な考え方ですが、成長中の患者さんの場合、成長が終わった時に一番きれいになるように4次元的に考えて、治療をしています。
    具体的な分析方法はあるのですが、長く成長の過程を細かく追っていると、感覚がつかめてきます。
    鍛錬の日々です。
    2025/03/27

    勉強する患者さん

    患者さんが矯正歯科治療について勉強されて、ご質問いただくことがあります。
    患者さんが勉強するのにインターネットが使われることが多いです。
    インターネットは調べたい情報にアクセスできる利点がある反面、調べない情報にはアクセスできない欠点があります。
    何が言いたいのかというと、医療に限らずものごとには裏と表がありますので、多面的に調べないと正確な情報にはたどり着けません。
    ある薬を調べれば、その薬の利点だけアクセスできるのですが、その副作用は調べようと思わないとなかなかアクセスできません。
    一番良いのは専門書を読むことですが、専門書を読解するには専門的な知識や高額な専門書を手に入れる必要があります。
    歯医者さんは大学で6年かけて読解し、専門的な知識があるか国家試験を受けて合格をしています。
    自分で調べるのも良いのですが、なかなかご自身では結論が出せないと思いますので、専門にしている先生に相談するのが良いかと思います。
    2025/03/21

    歯の生え変わりの時期の治療

    当院では長年の治療結果の蓄積や、患者さんのご要望から歯の生え変わりの時期でも治療をすることができます。

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    第1期矯正治療→経過観察(1年から2年)→第2期矯正治療のパターンが矯正治療では多いですが、当院では経過観察の時期をはさまずに矯正治療ができます。
    経過観察の時期、少し時間がもったいないな、と思われる方はご相談いただければと思います。
    2025/03/14

    歯のかみ合わせと姿勢と肩こり

    歯のかみ合わせと姿勢、肩こりは関係します。
    かみ合わせが悪い状態でくいしばりや歯ぎしりを行うと、歯並びが良い人に比べて顎の関節や顎の筋肉に過度な負担がかかり、顎の周囲の筋肉(肩や姿勢の筋肉など)にも負担がかかります。
    そのため肩こりや姿勢が悪くなります。
    一方、姿勢や肩こりが歯並びを悪くすることも多いので、当院ではその指導も行っています。
    日常生活でできる改善法は、ご飯を食べるとき以外、上の歯と下の歯を当てないようにして歯ぎしりやくいししばりをおこさないことです。
    唇は閉じて歯はあてないことを意識してください。
    2025/03/07

    スピード矯正やブライダル矯正など

    矯正歯科治療も商業的な手法が導入され、矯正治療を短期間で終わらせるための治療方法について、キャッチーないろいろな名称がつけられるようになりましたね。
    いろいろな名称があることの是非はおいておいて、スピード矯正やブライダル矯正などの概要は患者さんの特に気になっている歯並びの部位を、患者さんのご希望の時期までに治すことに主眼をおいていることに、それらの治療方法の意義があると思います。
    当院に初診で来られる際は、いつまでにどこを治したいのか、患者さんのご要望がある場合には教えていただけると、様々な治療方針をお伝えできるかと思います。
    もちろん、治療中でもご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。
    2025/02/27

    年齢を重ねられている方の矯正治療

    近年だと昔に比べ、美容よりも健康を目的に矯正治療を選択される方も多くなりました。
    特に、70代から80代の方からの治療も増えてきております。
    年齢を重ねられている方の中では、歯がなく入れ歯やブリッジ、差し歯やインプラントをされている方が多いです。
    よく、上記の口腔内の状態でも矯正治療ができるか、質問されることが多いです。
    状況にもよりますが、上記の治療をやりなおさなくても矯正治療を行うことができることも多いです。
    虫歯治療中の方でも、同時に矯正治療を行うこともできますので、ご興味のある方は相談をお待ちしております。
    2025/02/21

    矯正治療とマウスガード

    矯正治療中でもマウスガードを作成することができます。

    続きはこちら

    市販の既製品のマウスガードも良いのですが、治療期間が長くなってしまったり、口内炎ができやすかったり、口にフィットしないので呼吸がしづらい欠点があります。
    オーダーメードの作成を希望される場合は事前にメリット、デメリットを説明いたしますので、ご興味がある場合は相談していただければと思います。
    2025/02/14

    マウスピース矯正のあやうさ

    当院では、マウスピース矯正を行っております。
    他院で治らなかったマウスピース矯正のご相談が増えています。
    特にコンピュータ上でシュミレーションを行う、ニュースでも一時話題になった製品です。
    コンピューターでのシミュレーションを大々的に売り出していますが、そのシュミレーションが実用性にいたっていないので、中途半端な結果になることが多いです。
    また、その商業的な宣伝につられて導入される虫歯の歯医者さんもいて、顎顔面骨格の解剖や機能についてよく知らずに導入してしまい、うまく治らずに相談されることもあります。
    どんなに便利な道具でも、全てに対応できる道具は皆様のまわりにありますか?
    筆記用具がえんぴつ、シャーペン、ボールペン、マジックと複数種類があるのはなぜでしょうか?
    どんな道具にも適材適所があります。
    適材適所の道具を選ばないと、その結果、治療期間がのびたり満足のいく結果にならないことがあります。
    当院では、マウスピース矯正に限らず、治療器具のメリットデメリットをご説明した上で治療を開始しております。
    わからないことがございましたら、ご相談頂けると幸いです。
    2025/02/06

    矯正歯科治療中の歯のゆれについて

    矯正歯科治療では、歯が周りの骨を柔らかくしながら動いています。
    通常、0.2mmから0.5mmぐらい歯がゆれますが、特にご飯をたべるのに問題はありません。
    個人差はありますが、1mmから1.5mmぐらいゆれる人もいらっしゃいます。
    その場合、ゆれる部分で食事をとったり触ったりするのを控えていただければ、ゆれがおさまることが殆どです。
    1.5mm以上のゆれの場合、念のため当院ではCTをとることがあります。
    これは矯正治療による歯のゆれなのか、別の顎にできる病気によるものなのか、鑑別するためです。
    歯医者さんというと虫歯のことが真っ先にイメージされることも多いですが、口の中の粘膜の病気や顎の病気も一通り国家試験に出題されます。
    お口の中の病気について、何かご不安なことがありましたら、お世話になっている担当の歯医者さんに相談してみるのも良いかもしれません。
    2025/1/31

    目立ちにくい矯正装置について

    目立ちにくい矯正装置について紹介しようと思います。
    昔に比べるとどの装置も目立ちにくいものが多くなっています。
    よくあるのが、付け外し式のものだとマウスピース型の矯正装置、固定したままのものだと舌側矯正装置などです。
    他にもたくさんの種類の目立ちにくい矯正装置があります。
    装置によって、適応となる不正咬合に違いがあることや、いつ、どこの部分を目立たせたくないのかは患者さんによって違います。
    インターネットや本の情報は一般論(誰にでもあてはまる公約数的な情報)しか掲載されていません。
    悩む時間がもったいないと思いますので、一度ご相談に来ていただいた方が悩みはすぐ解決されると思います。
    2025/01/24

    矯正治療中のホワイトニングについて

    矯正歯科治療中でも、装置の種類によってはホワイトニングができます。

    続きはこちら

    装置の種類によってはできないものもあるので、ご相談いただければと思います。
    2025/01/18

    紹介状の取り扱いについて

    当診療所では、矯正歯科治療に特化しているため、矯正歯科治療以外の治療で矯正歯科治療との連携が必要な場合、紹介状を作成しています。
    紹介状の中身は、患者さんの個人情報、これまでの治療の経過、協力してほしい治療内容、などが記載されています。
    当診療所では、紹介状の内容をあらかじめ患者さんにご説明しております。
    一般的な「お手紙」と同様で、宛名が記載されておりますので、宛先以外の方が開封してしまうと,文章の改ざんが疑われるため、内容が無効になります。
    また「お手紙」と同様に紹介状の取り扱い期限はありませんが、時間が経過すると症状も変わりますので、なるべくお早めに紹介先の病院に行っていただくことをおすすめしております。
    紹介状を紹介先の病院が受け取ったのち、当診療所の協力してほしい治療内容で治療できるかを紹介先の病院が判断し、当医院に「お手紙」を返送します。
    上記の流れで紹介状は取り扱われます。
    当診療所は長年地元で治療を行っている経験から、当診療所が信頼できる医療機関を紹介しております。
    トラブルがないように万全を期しておりますが、大病院の中には個性的な方もいらっしゃいます。
    紹介状の取り扱いに期限があって紹介先の病院で診察してもらえなかった、事前に当院で説明を受けた治療以外を紹介先で勧められた、などございましたらご一報いただければと思います。
    別の医療機関に紹介状を作成いたしますので、患者さんがトラブルにあわないためにも、そのような病院では治療を行わないようお願いいたします。
    2024/12/18

    治療効率の良い通院間隔

    体の性質上、矯正治療後に歯が動き始めると、28日後に歯が動きを止めます。そのため歯が止まり始める3週間から4週間ごとに来院されることをおすすめしています。

    続きはこちら

    2024/12/12

    第一次世界大戦とハプスブルグ家と矯正治療

    矯正歯科の教科書で、不正咬合が遺伝することを説明される際、よく説明に使用される例として、ハプスブルグ家の下顎前突があげられます。
    ハプスブルグ家とはヨーロッパの広範囲を支配していた王朝で、その支配を強固にする目的で血族結婚を繰り返した結果、下顎前突の子孫が多くなった経緯があります。
    この王朝は第一次世界大戦で崩壊してしまいます。
    メディアでも不正咬合が遺伝する例として、よくとりあげられます。
    しかしよく考えてみてください。
    そもそも血族結婚(遺伝的に似た人同士が結婚すること)自体が稀ですし、何代にわたって血族結婚しても孫やひ孫に下顎前突はいますが、全員ではありません。
    不正咬合は遺伝することはするのですが、かなり限定的な条件下で、さらに必ず遺伝するものではないことはご承知おきください。
    自分の遺伝子のせいで、子供や孫が同じ不正咬合になってしまうのでは、と悩んでいる方は悩まれなくてよいと思います。
    2024/12/06

    第一次世界大戦とコバルトクロム合金

    矯正歯科治療に使用する金属は、ゴムやバネのような性質をもつものが好まれます。
    その中の一つにコバルトクロム合金というものがあります。
    この金属は、軽く強靭で錆びにくい金属だったため、第一次世界大戦で飛行機にも用いられました。
    発明された時期は諸説あるのですが、1910年ごろなので第一次世界大戦が始まる前ぐらいに発明され、飛行機や金属の加工に用いられることによってこの合金が発展したのだと考えられます。
    矯正歯科治療以外だと、機械式腕時計のゼンマイの部分にも使用されたりします。
    矯正歯科治療は何をやっているのかわからない、と思われることが多いですが、このように様々な分野と関連していることを話すと、興味を持ってもらえることが多くて嬉しいです。
    ぜひお気軽にご相談ください。

    2024/11/29

    矯正治療は痛すぎるのか

    昔の矯正治療だと頭痛になるほど歯に力をかけることもありましたが、現在は技術進歩もあり、痛みは少ないです。

    続きはこちら

    痛みが強い場合には、お気軽に相談してください。ワイヤーの力を抜くのに時間はかかりません。
    2024/11/21

    CTを使用した立体画像作成について

    矯正歯科治療では骨格の形を把握することが、治療を円滑にすすめます。
    骨格の形態は通常のレントゲンだと二次元で把握するのに対し、CTでは三次元で把握することができます。
    CTは便利なのですが、パソコン上での操作が煩雑で、コンピュータ上で立体物を操作し、患者さんに説明するための画像を作成するのに時間がかかります。
    手間暇がかかりますが、3D画像の操作・作成については私の得意分野でもありますので、専用部品を組んで効率化をはかり、なるべく短期間で情報量の多い画像を患者さんの説明のときに提供しております。
    AR技術も発展してくると、もっと効率的・正確に骨格を把握することができるので、最近注目しております。

    2024/11/15

    治療にかかる時間について

    当診療所では一部の治療をのぞき、大半の治療は15分以内に治療を終えております。
    これは患者さんの負担(口を開け続けること)を軽減することや、患者さんのスケジュールのたてやすさを考慮して取り組んでおります。
    また、良い社会生活をするために病院に行くので、病院に滞在する時間は短い方が良いと私は思っております。
    (車のレースのピットインのイメージです。)
    通常30分ほどかかる処置ですが、なるべく短時間で痛みなく終わるように、患者さんの見えないところで処置の予習、復習を行い、事前に万全の体制を準備することで実現可能になりました。
    処置に手を抜くことはございませんので、ご安心していただければと思います。
    2024/11/07

    診療所によって治療方針が違う?

    当診療所でよく質問されることの一つに「A診療所だとAという治療方針、B診療所だとBという治療方針、なぜ違うのか」という質問があります。
    治療方針というのは①抜歯か非抜歯②治療機材の違い、これらが違うことを質問されることが多いです。
    例えばA診療所では抜歯といわれたが、B診療所では抜歯しなくて良いといわれた、ということです。
    その先生の学んだ流派の考え方に依存していることが多いです。
    例えば必ず抜歯をしなければいけない流派や必ず歯は抜いてはいけない流派もあります。
    当診療所では、長年開業し様々な流派の考え方を集め、一つの流派に固執せず、柔軟な対応を行っております。
    2024/10/29

    大人の歯がない方の治療

    大人の歯がない方の治療の場合、様々な治療方法がありますのでご相談することをおすすめします。

    続きはこちら

    乳歯を残すのか、乳歯を抜いて奥にある大人の歯を前につめるのか、インプラントにするか、ブリッジにするか、入れ歯をつけるか、そのままにするのか、沢山の選択肢が選べますので綿密に打ち合わせを行う必要があります。
    2024/10/17

    小児矯正の注意

    小学校に入る前から歯並びの悪い方がたまにいらっしゃいます。
    残念ながら小児矯正のみで治ることは少ないです。
    それぐらいのご年齢で歯並びが悪い場合、重度の不正咬合になることが多いからです。
    小児矯正のみでは一旦は改善されますが、再び悪くなることが多いです。
    なぜなら、重度の不正咬合に簡便な小児矯正のみでは太刀打ちできないからです。
    そのため、当院ではご来院された際、ご説明をさせていただき、成人矯正を見据えた小児矯正を行っております。
    また歯の生え変わりの時期に経過観察の期間をなくし、全体の治療期間を短くする治療も行っております。
    ご興味がある方は、ご相談ください。
    2024/10/10

    歯並びは遺伝する?

    歯並びはあまり遺伝しません。限定的な条件下でのみ遺伝します。

    続きはこちら

    歯並びを崩す悪い癖(頬杖、横向き寝など)の遺伝はやや多いです。
    2024/09/11

    矯正歯科治療で歯が動く理由

    歯を動かしたい方向に一定の力と時間をかけると、歯が動きます。
    体の特性を利用しています。

    続きはこちら

    2024/08/17

    正しいのみこみ方

    水を少量口に含み、上の唇と下の唇をつけずに水をこぼさずのみこめるなら、正しいのみこみ方ができています。

    続きはこちら

    2024/07/13

    正しい噛み合わせ

    正しい噛み合わせは一つだけと思われがちですが、複数あります。
    年齢によって正しい噛み合わせは変わります。

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    2024/06/11

    矯正治療で歯科用CTを撮影する目的

    矯正治療で歯科用CTを撮影する目的は
    ・正確に顎や歯の状態を把握することで、治療計画を作成すること
    ・CT画像を3D化することで、患者さんにわかりやすく説明できること
    などが挙げられます

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    2024/05/15

    当医院へのネット上でのコメントについて

    矯正治療と関係があまりないので記載すべきか悩んだのですが、当医院を信頼して通われている患者さんや保護者の方へのご不安を解消する目的で記載いたします。
    ネット上に当医院に対する、匿名で事実無根のコメントや論理的ではない感情的なコメントが散見されます。
    当医院は、患者さんを安全に早く社会復帰することを目的に矯正治療を行っております。
    患者さんが安全に早く社会復帰していただくための対話は重視いたします。
    しかしながら当院の患者さん以外の方や冷静ではない方との対話は、当院の目的と合致しませんので直接対応しておりません。
    しかるべき機関に対応をお願いしております。
    また直接言っていただくことが多いのですが、感謝のコメントありがとうございます。
    自身の持つ技や知識に慢心せず、これからも精進して参ります。

    Eライン(いーらいん)とは

    Eラインとは横から顔を見たときに,口元の審美や機能性の評価に使う複数項目の中の一つです。
    鼻と顎の先を結んだ線で定義されたEラインと唇の距離で評価します。
    理想値として唇がEラインと触れているぐらいです。
    口元の審美や機能性は,頬の突出具合や顔の骨格の形状などで変わってきます。
    Eラインは一般的に使用されることの多い評価項目ですが,あくまでも口元の評価に使う複数項目の中の一つであることをお含みおきください。
    2024/1/25

    マウスピース矯正について

    マウスピース矯正(アライナー矯正)の現状については、「公益社団法人 日本矯正歯科学会 ポジションステートメント マウスピース型矯正装置による治療に関する見解」に記載されている内容がわかりやすいと思います。
    上記サイトに記載されていますが、一般的にマウスピース作成は診療所や病院ではなく、別の場所で作成する診療所や病院が多いです。
    当院では、マウスピースは外部に委託するのではなく、担当医が作成しています。
    治療に興味がある場合、ご相談ください。
    2024/01/17

    歯科矯正治療期間を短くする方法

    治療期間を短くする方法は、歯の移動を妨げる習慣や癖を見つけることです。

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    上記は一例です、他にも具体的な方法があります、詳しくはご相談ください。

    このコラムについて

    このコラムは、患者さんと歯医者さんの円滑なコミュニケーションを目指すことを目的としています。
    つまり歯科医学的知識の共有です。
    専門書などの難しい内容をなるべく簡単に短くまとめています。

    主に当院に通われている患者さんからの質問に対する返答をご紹介しています。
    一部質問は、もしもし新聞に掲載しているコラムと重複しますので、もしもし新聞の記事にリンクしております

    なるべく多くの患者さんに参考になる情報を提供しようと思っています。
    そのため、あまりマニアックではない一般論を主にしています。
    個々の情報がご自身に当てはまるかは、実際にご来院して質問していただいた方がモヤモヤしなくてすむと思います。

    主治医の先生がいる方は、主治医の先生のご意見を優先し、ご参考程度にお願いいたします。
    2024/1/6

    食べ物が歯に挟まる場合

    歯と歯の間に食べ物が挟まる場合、歯の形や歯の間の距離に問題があることが多いです。

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    歯の生え変わりが遅い

    大人の歯に生え変わるのが遅い、とのご質問がありましたので、その回答をご紹介いたします。
    顎の中で歯がひっかかっている可能性があります。
    大人の歯が口の中に出てくる時、大人の歯、歯の周りの骨、子どもの歯、歯肉の4つが協力します。

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    歯科治療について

    一口に歯科医療といっても様々な分野の治療があります。虫歯を削って詰め物や被せ物をしたり、歯をきれいに見せる「審美歯科」、痛くなった歯の神経や歯の根にできた膿(うみ)の処理、入れ歯の作成や調整、歯の抜歯もあります。ブラッシング指導と共に、自分で自分の口の健康が維持できるようにする「予防歯科」という治療もあります。どれも多岐にわたって奥深く、高度な内容を含み、各々で専門家ができるほどです。これら色々な治療の中に「歯列矯正治療」があります。矯正治療では、あごの発育管理、食べるという運動を含めた顎機能の健全化、審美、口元や発音の改善等があげられ、それはそれで奥深いものです。
     あなたが「自分で自分のお口を守りたい」「よい治療を受けたい」「納得できる治療を受けたい」「高度な医療を受けたい」「自分のお口は人より難しいようだ」と思うならば、それぞれの専門医や高度な知識をもつ実力のある先生のところに受診すべきでしょう。
     ところで、あなたと同様、先生も泣いたり笑ったりする人間です。あなたとの相性もあるでしょう。一度受診し先生が時間をかけてよく話を聞いてくれるか、先生はどういう人か相性があうかどうか考えることも必要と思います。
     歯並びが心配な時は、矯正専門医で、しかも気楽に相談でき、装置が壊れたり何かおかしいと感じた時も気軽に通える、何でも相談できる先生を選ぶことをお勧めします。

    噛みごたえと歯並び

    口は食べ物が入ると、反射的にもぐもぐ噛み始めます。それは飲み込む時の嚥下反射(えんげはんしゃ)と同じです。そして無意識に、硬い物は弾みを付けて噛み砕こうとし、軟らかい物は優しく噛みます。歯並びが悪く、例えば前歯が1本でも中に入っていて受け口で噛んでいると、そこに噛みごたえのあるイカ等を食べたら噛む力が強く集中して歯が欠けたり、歯をささえる歯茎が負けて歯槽膿漏(しそうのうろう)になったりします。またそこが痛いと感じると歯を守ろうとして無意識にその歯を避けるような逃避反射が起こり、あごを無理に動かし、筋肉痛が耳の辺りを中心に出てきたりします。それが偏頭痛、肩凝り、口が開かない等、顎関節症(がくかんせつしょう)の原因の一つになります。「あごの成長を考えて噛みごたえのある物を」というのは、悪い歯並びの方には適切ではありません。

    歯を強く育てる矯正治療

    「矯正治療中の歯磨きが心配」という声をよく聞きます。治療後のためにも、治療中は歯磨き指導が大切です。治療は月に1~2回の来院なので、虫歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)に強い歯と口を育てる良い機会です。来院ごとに良くなる歯並びにあわせて歯磨き指導を受けていただきます。その後、専門のスタッフがPMTCという手段を用います。PMTCとは、歯磨きを全て患者さん本人にお任せするのではなく、私たちスタッフから積極的に虫歯にならないように管理していくというもので、専用の機械を使い、歯1本1本の清掃・消毒・フッ素塗布を行い、歯石を取り、歯本来の美しさと艶を再現し歯をガードするというものです。それが、歯垢や歯石の再付着防止・口臭予防にもなります。
     来院する度にPMTCを行うことで、強い歯を育てていきます。歯は健康な歯茎でこそ動きが早く、治療期間も短縮できるからです。

     歯磨きの不備や歯槽膿漏(しそうのうろう)に悩む方には、その調整のためだけに来院していただくこともあります。しかし通常、矯正治療後は年1回の定期検診になり、その時は自分にあったブラッシングが覚えられているので、自分で自分のお口が管理できるようになっています。

    栄養指導について

    当院では心身の健康につながる「噛み合わせ」と「口元(顔貌)の改善」を目指しております。
     治療期間を短縮する(歯がすばやく動く)には、まず適切な診断に基づく正しい治療方法の選択が挙げられますが、それと同時に歯と歯茎が健康であることが大切になります。虫歯や歯肉炎の歯茎では動きが鈍いのです。そのためにはお口の中を清掃、消毒、ガードするのと平行して、全身の健康を管理する栄養指導が重要になるのはお分かりのことと思います。(医食同源ということです)
     お口の中の管理として具体的に行っているのが、前コラム「▼ 歯科矯正治療の開始時期」でご紹介したPMTCという術式です。当院では口腔内の健康を維持するため「予防歯科」に数年前から力を入れてきました。
     お口の中を健康に保つ事ができれば、身体の健康維持にもつながってきます。逆に言えば身体が健康でなければ、お口の健康も保つ事はできません。また、せっかくおこなっているPMTCの効果を持続させるためには、心身共の健康管理の必要性も感じていました。その結果、食物の栄養面からのアシストも必要という考えに至ったのです。当院での治療が終わった後も、一生涯、自分自身でお口の中の管理と全身の健康維持ができるように栄養指導を行っています。
     現代の生活では、精神的、肉体的にストレスを感じたり、不規則な生活に陥りやすいのですが、食事の面から考えて、自分自身でバランスを取りコントロールできるようになることで健康維持の一助となればと考えています。

    矯正装置の選び方・装置の種類

    矯正装置というと、お口につけるワイヤーしかないようにお思いの方が多いと思います。ところが、治療に用いる装置には色々なタイプがあり、それぞれに適した働き方があります。
     歯列の不正は人によって様々です。八重歯の方、上あごが出ている方、受け口の方もいらっしゃいます。また、患者さんの年齢、あごの硬さ、指しゃぶりなどの 癖、ライフスタイルなども考えに入れなければいけません。そこで不正な歯列に合う最適な装置を治療ステップに応じて選んでお渡しすることになります。装置によっては、装着したときに多少違和感を感じることがあるかもしれませんが、その場合でも大多数の人はすぐに慣れて感じなくなってしまうようです。そして、その装置のタイプに応じて、メンテナンスを頻繁にしなければいけない場合と、2~3ヶ月に一度の来院で良い場合とがあります。
     装置のタイプは、大きく分けて取り外し式と固定式の二種類があります。取り外し式のものは入れ歯のように自分で付けたりはずしたりできます。プラスチックに金属線が取り付けてあり、それを決められた時間、口の中に入れて使います。また頭にかぶる帽子のようなものもあります。固定式のものは、白い歯と同じ色のセラミックの器具で、それに金属線を通すことによって歯を動かします。
     良い歯並びは、一生の自分の宝物となるのでがんばりましょう。

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    この他にもたくさんの装置があります。それらの中から、患者さんの症状にあった装置を選んで使用します。

    矯正の開始時期について

    (1)近年は食習慣がかなり変化してきていることもあり、検診でも、あごが十分成長していないお子さんを多く見受けます。成長不足で小さいあごに出てくる大人の歯は重なって生え、八重歯、乱ぐい歯等になってしまいます。また、指しゃぶりや爪を噛む癖があると、噛み合わせがゆがんでしまうこともあります。このままで成長すると、虫歯、歯槽膿漏(しそうのうろう)、歯の偏磨耗、破折等がおき、内臓への負担過重や精神的コンプレックス等、肉体的にも精神的にも悪影響が現れてきます。たかが歯並びとは言えません。

     治療開始は早ければ早い程患者さんのあごの骨の成長を十分コントロールすることができ、理想に近づけることが容易になります。『早期発見・早期治療』が大切なのです。4~5歳でかかりつけの歯科医師に相談、または検診等で「心配」と言われたときは専門医に相談した方が良いでしょう。何歳から始めても矯正治療は十分可能です。

    (2)治療に年齢制限はありません。
     成人だから無理ということは無いのです。矯正治療は子供たちだけの治療ではありません。ただ、治しやすさや治療目標のレベルは変わってきます。
     あごは身体の成長と関係しているといわれています。女の子では14才、男の子では16才でほぼ大人と変わらないあごに成長するようです。治療開始が遅ければ、できあがったあごの形に歯並びを調和させることになります。したがってあごが小さすぎると,歯を抜いて矯正治療をする可能性が増えてきます。
     大人ではさらに歯槽膿漏(しそうのうろう)のコントロールや、親知らずの歯、顎関節症等に必要に応じて対処しています。

    ■ 4~12歳で始める場合…治療は2期に別れます。
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    主にあごの成長できるだけ正常な方向に誘導することが目的です。工事に例えると、あごという骨格の基礎工事をしっかり行うことです。その後、永久歯がすべて生え揃うまで経過観察になります。あごが正常に成長しているか、虫歯は無いか、歯茎は健康か等をチェックする時期になります。3~6ヶ月に一回です。
    来院時に歯ブラシ指導や、歯の虫歯予防処置、清爽、研摩があります。


    大人の歯が全て生え揃ってから始めます。
     第1期治療で改善された骨格の上で、永久歯の噛み合わせの仕上げを行います。従ってこの第2期治療は簡単で,短い治療期間となります。
     あごの骨という基礎に乗った歯という建物をしっかり建てることに例えられます。
     あごの骨の基礎工事からしっかりできれば、噛み合わせは安定します。

    ■ 14歳以降で始める場合は、“歯の移動”が主な治療です。
    第2期治療が中心となる治療になります。通常、大人の歯が全て生え揃っていますので、主に永久歯のかみ合わせを治療します。あごの骨格の治療もできる範囲で同時におこないます。装置は、その人のライフスタイルにより選択されます。

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